第2回:夏ドラ考察 By kozu 2004/07/04up

お待たせしました♪暑い夏ドラの季節です。
純愛ドラマ、学園コメディ、ヒューマンドラマ、社会派サスペンス。
この夏、どのドラマで盛り上がりましょうか?

◎月9 フジ 「東京湾景」(7/5スタート)仲間 由紀恵 和田 聡宏
  原作:吉田 修一「東京湾景」(新潮社刊)
環境も価値観もまるで違う二人が運命的に出会い、
恋に落ちる。在日韓国人と日本人の壁を、一流会社OLと船積倉庫作業員の壁を超えることができるのか?
恋の成就には、高いハードルがいくつも待っていそう。
ヒロインの恋人役に、極めて鮮度の高い俳優を起用した点に注目。その演技力はいかに?次いでヒロインの二役にも期待。注目度◎
火9  フジ 「ウォーターボーイズ2」(7/6スタート)
  東京の名門進学校からの転校生が、自分の意に反して核となり男のシンクロを目指す事になってしまう学園コメディ。
男子運動部もない元女子高で、どこまで男子生徒が頑張れるかが当面の課題。テーマに鮮度はないが、フレッシュな俳優陣が多数出演するため夏のイベントとして充分楽しめるだろう。おそらく、お祭り騒ぎ的な高校生活を中心に、決して大事件は起こらず、小事件の連続だろうと思われる。
ファーストシリーズ同様、身体を張った本物のシンクロシーンが最大の見せ場となるだろう。
火10  フジ 「君が想い出になる前に」(7/6スタート) 
観月ありさ 椎名桔平
  結婚を控えたスタイリストのヒロインが、順風満帆な生活から一転、先の見えない状況に追い込まれるヒューマンドラマ(だろう)。ヒロインの姉一家(海外赴任中)が、強盗事件に巻き込まれ姉は死亡、義兄はショックで記憶喪失になってしまう。帰国した義兄とその息子をヒロインがどう関わっていくのか?いずれは婚約者と義兄との間で揺れる展開…かな?
水10 フジ 「ラストプレゼント」(7/7スタート) 天海祐希
  サブタイトルが「娘と生きる最後の夏」
余命3ヶ月の母親の話…ということはラストは号泣モードか?納得して静かに最後を迎える…という展開ならいいが…
何れにしても重いテーマだ。
木9  テレ朝 「南くんの恋人」(7/8スタート) 深田恭子 二宮和也
  原作は内田春菊著「南くんの恋人」(文春文庫)
ある日突然16cmのミニサイズになってしまったヒロイン・ちよみとプラトニックな恋人・南くんの秘密の同棲生活のお話。90年代にドラマ化されているが、同じラストにするのかがポイント。二宮・南の奮闘にも注目。人形サイズのちよみとのシーンはほぼ一人芝居につき難易度高し。
○木10  フジ 「人間の証明」(7/8スタート) 竹野内 豊
  森村誠一著の不朽の名作「人間の証明」(角川文庫刊)のドラマ化。再び、劇中でも引用されるであろう西条八十の詩も有名。時代背景を今に合わせ、平成の「人間の証明」を作るのだろうか?密かに注目している。
演技力の確かな落ち着いた俳優陣のため、安心して視聴可能かも…ただし内容は楽しいものではない。主演男優に期待(やや注目○)。     
木10  TBS 「バツ彼」(7/1スタート) 高橋克典 高嶋政伸 他
  バツ1の二人を中心に、若い頃恋愛に失敗したと感じる人たちの織り成す大人の恋愛模様…のようだ。ダメ人間達の現実的物語にどこまで共感できるかが、視聴のポイント。
肩の凝らない軽い話とみる。   
◎金10  TBS 「世界の中心で、愛をさけぶ」(7/2スタート)
山田孝之 綾瀬はるか
  原作:片山恭一著『世界の中心で、愛をさけぶ』(小学館刊)。既に映画化された、周知のベストセラー小説のドラマ化だがTVジャック並みの気合いの入った番宣スケジュールを見ても超豪華なキャスティングを見ても「力が入っていますねTBSさん」といった印象。まさに鳴り物入りのオンエアー。もしかしたら金ドラ復活(失礼)の勝負に出たかも?
鍵は723名の中からオーディションで選ばれたという触れ込みのヒロインの演技。美しい純愛を魅せていただきたい。
注目度◎(ただし純愛路線が好きで泣きたい方にはイチオシ☆冬ソナのユン・ソクホ氏もリメイク宣言した「セカチュウ…」韓流ドラマに「はまる」方々にも納得の原作だろう。
果たして和製が先手必勝となるのか?どちらも頑張れ♪
土9 日テレ 「愛情イッポン」(7/10スタート) 松浦亜弥 中村雅俊
  柔道バカの父と女子高生の娘のハートフルコメディ(だと思う)こんな時代には貴重な、単純に笑えるお話と想像している家族で安心して視聴できるドラマだろう。
柔道シーンはまともに見せるのか?気になるところ。
☆日9 TBS 「逃亡者」(7/18スタート) 江口洋介 阿部寛
  かつて全米で大ヒットしたドラマのリメイク版。
(93年にはハリソン・フォード氏主演で映画化もしている)2004年の和製逃亡者は、医者ではなく保護監察官の設定。
妻殺しの冤罪を晴らすため、逃亡者となる事を余儀なくされる。追い詰める側の刑事に、前クールで主夫を好演した今や演技派俳優(コメディの次はサスペンスといいバランス)を起用。逃亡側と追跡側での緊迫感溢れる展開が予想される。
人間ドラマ溢れる逃亡もさることながら、真犯人と事件の真相に注目。秀逸なサスペンスを期待する。
純愛ものが苦手な人にはイチオシ☆(個人的には注目度bP)  

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以上、視聴前夜の夏ドラ情報でした<(_ _)>(担当:Kozu)